2008年07月27日

赤外線写真

赤外線写真の挑戦しました。夏休みの工作・・・

 真夏は、木々の緑が鮮やかな季節ですが、葉っぱが緑に
見えるのは、太陽の光の中で、緑色の光(波長が550nm辺り)の
反射が強いからなのですが、実は目に見えない光・赤外線
(800nm辺りの光)の反射がもっとも強いようです。

 赤外線写真で写した真夏の風景がどうなるのか・・・
挑戦しました。

 赤外フィルターというものがあります。シートフィルター
というちょっと特殊なもので、神戸では入手できず、大阪で
買ってきました。

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 ゼラチンフィルターフォルダーという、シートタイプの
フィルター専用の用具があるのですが、普通のデジカメで
使うので、厚紙と両面テープの手作りで…

 車で、神戸・櫨谷に向かいました。友清や、端谷城がある
寺谷、押部谷の高和の辺り・・・
 
 寺谷の満福寺の近くの櫨谷川沿いの風景です。


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白く見えるのが、木々の緑や田畑です。

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 空の景色も、白い雲は白いままで、コントラストの高い
光景です。

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そして押部谷の高和橋の近くです。

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 目に見える光(可視光)は、ほとんどカットしていますので、
赤外フィルターは、見た目には真っ黒なシートです。
デジカメは解像度を上げるために波長の長い赤外線を
カットしていますので、赤外線写真を撮ることは、かなり
条件の悪い撮影になります。

 デジカメの感度を、真夏の昼間なのにISO800という
高感度モードにして、絞りは開放のF2.8、シャッター速度
(露出時間)も0.2秒から0.5秒ぐらいです。

 普通の撮影だと、感度がISO100で絞りがF5.6、シャッター
速度が数百分の1ですので、光量は千分の1以下です。
手持ちでタイマーを使いながら、両面テープを用いた手作りの
フィルターなので、光の漏れもあって、手を翳して直射日光を
防ぎながらの悪戦苦闘の撮影でした。

posted by student at 19:51| 日記