2008年08月16日

一期一会 夏の雲を追いかけて・・・

 真夏の空に浮かぶ雲・・・、夏に撮ったデジカメの
写真には、青い空と白い雲の写真が多いです。

 青い空に繰り広げられる白い彩り・・・
刻々と変わりゆく姿を見ていると、「一期一会」という
言葉を思い浮かべてしまいます。



 目的に向かって訓練・練習を重ねて、結果を出す
ことにフォーカスを集中して、努力する姿・・・

 その姿と対照的なのが、寄り道や道草、散歩なのかも
しれません。まっしぐらに敷かれた線路の上を目的に
向かって突き進むのでではなくて、周りを見渡して
立ち止まったり、振り返ったり、道を逸れたり・・・。

 目を瞑らないと見えないもの、耳を閉じないと
聞こえないもの・・・、そんなものを大切にしたいなあ〜と
思うことがあります。

 ・・・豊かさ、或いは通奏低音のように背骨となり、
時には触覚となって底力のように支えてくれるもの・・・

 教育における「センス」を、そんなニュアンスで
感じ捉えています。そんな思いを持って、夏の空を
見上げた時に見えてきたもの、記憶に残したいと
思ったもの・・・、白い雲にオーバーラップしました。



 この数日ほどの間に撮った雲の写真の中から・・・

 広島・原爆の日のお昼過ぎ、神戸・ハーバーラーンド
から見た、モザイク上空の雲です。 

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 今週の月曜日、我が家の近くの星陵台から見た
夕焼けの空を彩る西の空の雲です。

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火曜日、仕事帰りに途中下車したJR神戸線
鷹取駅のホームから見た、神戸の市街地の北に連なる
六甲山系の山並みの上の雲。鷹取駅はJR貨物の
神戸貨物ターミナル駅が併設されていて、積み上げ
られたコンテナも写っています。

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その日、帰宅後に自転車に乗って大蔵海岸から
見た東の空に浮かぶ白い雲。

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翌朝の水曜、同じ大蔵海岸からの夜明け直後の
東の空に浮かぶ雲。

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 その後シャワーを浴びて勤務校に。お昼に昼食に
出掛けた時の、勤務校の北門近くから見た 六甲の
山並みの上に浮かぶ雲です。手前の低い高架は
JR神戸線、その向こうの高い高架は阪急電車の
神戸線です。

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 その日の夕方、帰宅後に自転車で明石港まで。
港から見た東の空の大きな大きな積乱雲です。

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同じ雲を大蔵海岸から眺めました。東に見える
山並みは、摂津と播磨の国境・五畿内の西の果ての
鉢伏山です。
 この日の夕刻、奈良に大雨洪水警報が出ていました。

080816_08.jpg

 翌日の木曜日、仕事から帰って、また自転車に乗って
明石海峡を西へ。明石港から見た東の空の雲です。

 この雲の下は・・・大阪の街でしょうか?

080816_09.jpg

日に日に姿を変えて空に浮かぶ雲・・・

 そこに「確かさ」を求めて追っても、掌から零れる
ように逃げ去っていくような・・・

 ・・・私の研究テーマ「センス」と同じようです。


 あるよ
posted by student at 05:49| 日記