写真には、青い空と白い雲の写真が多いです。
青い空に繰り広げられる白い彩り・・・
刻々と変わりゆく姿を見ていると、「一期一会」という
言葉を思い浮かべてしまいます。
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目的に向かって訓練・練習を重ねて、結果を出す
ことにフォーカスを集中して、努力する姿・・・
その姿と対照的なのが、寄り道や道草、散歩なのかも
しれません。まっしぐらに敷かれた線路の上を目的に
向かって突き進むのでではなくて、周りを見渡して
立ち止まったり、振り返ったり、道を逸れたり・・・。
目を瞑らないと見えないもの、耳を閉じないと
聞こえないもの・・・、そんなものを大切にしたいなあ〜と
思うことがあります。
・・・豊かさ、或いは通奏低音のように背骨となり、
時には触覚となって底力のように支えてくれるもの・・・
教育における「センス」を、そんなニュアンスで
感じ捉えています。そんな思いを持って、夏の空を
見上げた時に見えてきたもの、記憶に残したいと
思ったもの・・・、白い雲にオーバーラップしました。
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この数日ほどの間に撮った雲の写真の中から・・・
広島・原爆の日のお昼過ぎ、神戸・ハーバーラーンド
から見た、モザイク上空の雲です。

今週の月曜日、我が家の近くの星陵台から見た
夕焼けの空を彩る西の空の雲です。

火曜日、仕事帰りに途中下車したJR神戸線
鷹取駅のホームから見た、神戸の市街地の北に連なる
六甲山系の山並みの上の雲。鷹取駅はJR貨物の
神戸貨物ターミナル駅が併設されていて、積み上げ
られたコンテナも写っています。

その日、帰宅後に自転車に乗って大蔵海岸から
見た東の空に浮かぶ白い雲。

翌朝の水曜、同じ大蔵海岸からの夜明け直後の
東の空に浮かぶ雲。

その後シャワーを浴びて勤務校に。お昼に昼食に
出掛けた時の、勤務校の北門近くから見た 六甲の
山並みの上に浮かぶ雲です。手前の低い高架は
JR神戸線、その向こうの高い高架は阪急電車の
神戸線です。

その日の夕方、帰宅後に自転車で明石港まで。
港から見た東の空の大きな大きな積乱雲です。

同じ雲を大蔵海岸から眺めました。東に見える
山並みは、摂津と播磨の国境・五畿内の西の果ての
鉢伏山です。
この日の夕刻、奈良に大雨洪水警報が出ていました。

翌日の木曜日、仕事から帰って、また自転車に乗って
明石海峡を西へ。明石港から見た東の空の雲です。
この雲の下は・・・大阪の街でしょうか?

日に日に姿を変えて空に浮かぶ雲・・・
そこに「確かさ」を求めて追っても、掌から零れる
ように逃げ去っていくような・・・
・・・私の研究テーマ「センス」と同じようです。
あるよ