2008年08月26日

お地蔵様 と 干しダコ 〜明石の風景

この夏は、明石の街を訪れることが多かったのですが、
早朝だったり夕方だったりで、昼間の明石の貌とは
ご縁がありませんでした。一昨日の日曜、薄曇の明石の
街を巡りました。

 早朝や夕方にはお目に掛かれなかった、明石名物のたこを
干した「干しだこ」を久し振りに見ました。

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 林崎漁港で見つけました。背景の山並みは淡路です。
ちょっとアングルを変えると、明石海峡大橋が背景に
写り込みます。

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林漁港の近くに密蔵院というお寺があります。

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平安時代に創建された古いお寺で、立派な山門や
本堂があり、多くの末寺があったそうです。
今の本堂は、昭和20年7月の明石大空襲によって焼失し
昭和51年に再建したそうです。本堂の隣に、本堂よりも
大きなお地蔵様があります。報徳大地蔵尊で高さが
15mあるそうです。日本三大地蔵には数えられて
いませんが、大きさでは日本一・・・ではないでしょうか?

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密蔵院には油掛け地蔵という有名なお地蔵様が・・・ 

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水掛地蔵というのはよくありますが、このお地蔵様は、
油を掛け、開運、健康、安産を祈るそうです。昔は
貴重だったはずの油を掛けながら、必死の思いで願を掛け
祈ったのでしょうか?

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 この密蔵院には「茶碗屋の娘」の墓もあります。
明石民謡・茶碗屋の娘の悲しい話があります。

 明石・樽屋町にあった瀬戸物を商っていた「茶碗屋」
の娘・お糸にまつわる話です。

 話と共に、唄もあります。

    明石樽屋町茶碗屋の娘

    器量は一番 姿は二番

    歌につくろうか 音頭にとろか

    五月のぼりの 絵にかこか
posted by student at 06:53| 日記