早朝だったり夕方だったりで、昼間の明石の貌とは
ご縁がありませんでした。一昨日の日曜、薄曇の明石の
街を巡りました。
早朝や夕方にはお目に掛かれなかった、明石名物のたこを
干した「干しだこ」を久し振りに見ました。

林崎漁港で見つけました。背景の山並みは淡路です。
ちょっとアングルを変えると、明石海峡大橋が背景に
写り込みます。

林漁港の近くに密蔵院というお寺があります。

平安時代に創建された古いお寺で、立派な山門や
本堂があり、多くの末寺があったそうです。
今の本堂は、昭和20年7月の明石大空襲によって焼失し
昭和51年に再建したそうです。本堂の隣に、本堂よりも
大きなお地蔵様があります。報徳大地蔵尊で高さが
15mあるそうです。日本三大地蔵には数えられて
いませんが、大きさでは日本一・・・ではないでしょうか?

密蔵院には油掛け地蔵という有名なお地蔵様が・・・

水掛地蔵というのはよくありますが、このお地蔵様は、
油を掛け、開運、健康、安産を祈るそうです。昔は
貴重だったはずの油を掛けながら、必死の思いで願を掛け
祈ったのでしょうか?

この密蔵院には「茶碗屋の娘」の墓もあります。
明石民謡・茶碗屋の娘の悲しい話があります。
明石・樽屋町にあった瀬戸物を商っていた「茶碗屋」
の娘・お糸にまつわる話です。
話と共に、唄もあります。
明石樽屋町茶碗屋の娘
器量は一番 姿は二番
歌につくろうか 音頭にとろか
五月のぼりの 絵にかこか